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書籍商 東京都公安委員会
古物商許可番号
305478907884


【ここから本文】

沢庵宗彭書状幅 千宗旦宛

著者名:
沢庵宗彭
冊数:
1幅

毛筆26行 本紙、軸装古びあり 虫喰跡有 本紙右端破れによる欠字あり 藤井誠堂箱書 本紙31×48cm 掛軸116×66cm 【以下全文】「一昨日尊書披見本望之至候十三日ニ罷上候則以書状可申存候へとも今度之作善御下向之衆一礼侍候て不得隙候内又惣右衛門儀あつかひなとの事談毎日あなたこなたに仕候而延引し泉南へ御状殊念珠ノ緒早々出来御下過分至極候其返事又道半之事様子申候て書状上候処少あや御座候而其状届申さす候而上洛申候て自道半此方へ給候とゝき申さす候様に可被思召候以面上可申候 恐惶謹言 三月十七日 宗彭[花押] 宗旦老 [花押]【追而書】尚々此間御□□□□□申候哉□□さり候也初花もはやゝゝ過候遅桜時分にて候小原辺へ被出候間敷候哉各さそひ候て参候事ハ成間敷候隠密にて一夜とまりに可参候我へは世間は不到候又爰元にても御用繁候衆は御隙旨からまゝ事も成□つゝ候間かまわすに可罷出候小原に存たる者居申候岩栖に看坊して居申候伝首座と申侭し候小原に居申候其庵へ参候て一宿申候はゝ心安候て可罷候十九日之比御出候はん哉十八日に御隙入候但御気相如何候哉」*宛の「宗旦老」は千宗旦。千家三代、宗旦流の祖。千利休は祖父。*藤井誠堂の箱書は、「沢庵禅師消息文 紫野誠堂叟[花押]」。藤井誠堂は大徳寺515世管長(1898〜1984)。

No.
81467
価格:
300,000円