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貴司山治草稿 「リアリズムの再検討」

著者名:
貴司山治
冊数:
1篇

ペン書 400字詰原稿用紙21枚完 末尾に「一九三四年十一月」とあり。 雑誌『行動』第3年1号(昭和10年1月号、紀伊国屋書店)に掲載か。貴司山治(1899〜1973)は徳島県出身のプロレタリア文学作家。また幕末から維新期にかけての人物を描く作品も書き、平賀源内、坂本龍馬、北条時宗などを描いている。この「リアリズムの再検討」では、西洋文学や思想を例に引きつつ、自然主義的文学が目指したリアリズムの分析がなされ、次にそれを実現するための題材が検討される。リアリズムとは「一人の人間がつねに自己の内部の『自然』に『人間』を対抗せしめて動いてゐる」状況が描かれることであり、労働者階級の生活の中に題材を見出すことが、リアリズムの実現に有効であるとしている。また、プロレタリア文学の政治的命令が、高度なリアリズム文学の創作をめざす作家にとって誤謬となる事や、自分たちのような労働者ではないインテリゲンチヤがプロレタリア文学にいかに向き合うのかも検討している。

No.
84631
価格:
80,000円