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橘外男草稿 「江副書記官の遺書」

著者名:
橘外男
冊数:
1篇

ペン書 400字詰原稿用紙68枚完 『オール読物 昭和13年10月号』(文芸春秋社)に掲載された。同誌のコピー共。昭和13年に橘は『ナリン殿下への回想』で第7回直木賞を受賞。(なおこの時の芥川賞は中山義秀)そのためこの作品は同誌の目次に「第七回直木賞受賞者作品」と銘打って掲載され、編集後記には「巻頭、第七回直木賞を見事に獲得した橘外男氏の『江副書記官の遺書』と、…(中略)…、特別読切長篇として、本号の圧巻です」と紹介されている。雑誌掲載時には宮本三郎の挿絵がふんだんに使用された。その後、この作品が単行本等に掲載されたのかは不明。橘の人生とは異なる部分もあるが自伝的な側面もある作品。「妹が自殺してから今日で丁度三十餘日。〜」とはじまる。主人公と妹は両親を失った身寄りのない家族として支え合って生きてきた。妹は新進気鋭の作家に嫁ぐこととなったが、やがて夫は妹への関心を失って他に女を作り、妹は虐げられた末に兄の元へ逃げてくる。夫と離婚して戻ってきた妹の心の内が分からずに苦悩する兄と、自分自身の想い、兄への想いも背負い込んで自死した妹の姿を描いた作品。直木賞受賞後第一作。

No.
84585
価格:
250,000円