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武田泰淳草稿　「私の文章作法（12）〓文章〓の不自由と自由」

著者名：
武田泰淳
冊数：
1篇

ペン書　２００字詰原稿用紙１８枚完　＊三省堂発行の雑誌『国語教育』で１９６７から１９６９年の間に掲載された。その後『現代作家と文章』（安岡章太郎編三省堂新書昭和４４年刊）に所収。＊表面的な文章表現と、それを支える文脈、言葉の歴史的背景について論じている。文章を書く心がけとして、第一に他人の文章に感心することを挙げている。以下、末尾付近より「……もとより人間には個人、個体としてののがれがたい宿命があって、一個の個人は限定された一個の文章、文体、文脈から自由になれないのではあるが、その絶対的な必然性の中にあって、他の無数の個人の生み出したもの、書きのこしたものにも接することができるのは、これまた永遠に与えられた「自由」である。……」

No.
83123
価格：
250,000円