著者名：

角田恵理子

出版元：

講談社

冊数：

1冊

刊行年：

平32

Ｂ５判１２７頁　カバー・帯付　毛筆署名入　＊この本はひらがなを美しく書くための練習帳であると同時に、古文書読解の入門書でもあります。判読が難しい古文書を読めるようになるために、最初の一歩として何から取り組むべきか。日本の文字の基本となる「かなもじ」を実際に書いて知ることで、文字の偏や旁に目と手を慣れさせ、その知識を組み合わせて漢字に応用してゆくことで、次第に崩し字が読めるようになります。基本のひらがなと、古文書に頻出する変体仮名を、その元となった漢字の成り立ちから紹介しています。それぞれの文字ごとに美しく書くためのポイントが紹介され、手本となる文字は細心の注意を払って編集されています。実際に鉛筆で本に書き込むことで練習できます。有益な独習教材であり、学校の書道部や、書道教室での活用にも有効です。コラムも、学びの助けになります。角田先生が書かれた先著『入門くずし字が読める本』、『実践くずし字が読める本』を用いての講座で、常に補っている“基本の基”を一冊にまとめた本です。同著者の『国芳も春画も読めるわかる　はじめてのくずし字教室』（以上、講談社刊）も、面白く崩し字が学べるので、大変お勧めです。（新刊書籍店でお求めください。）

No.

81443

価格：

1,760円